エクセルで口座取引の明細などを効率的に取り込みたい

会計ソフトfreeeなどでは、銀行の取引明細やクレジットカードの明細を同期させて取り込むことが出来ます。

しかし、全ての金融機関やクレジットカードが対応しているわけではありません。

金融機関によってはネットバンクの利用手数料だけで3,000円以上かかるところもあり、あえてfreeeと同期させないということもよくあります。

また、クレジットカードはメジャーなカードは対応していますが、僕が使っているau walletクレジットカードやau walletプリペイドカードなどは同期できません。

この場合、取引明細のCSVなどをダウンロードして取り込むことになるかと思います。

カードの明細などは、ひと月ごとにダンロードし、ひと月ごとに取り込んでいると結構面倒です。特に、利用頻度の低いカードで決算の時にまとめて取り込むなどの場合にはなおさらです。

このような時に使えるのが「エクセルのお供:アテンダント」です。

複数のファイルを1つにまとめる

このエクセルアテンダントは、複数のファイルを1つにまとめたり、逆にエクセルファイル内にある複数のブックを分割するなど、手作業でも何とか出来そうだが結構面倒な作業を簡単に出来るソフトです。

有料版と無料版があるのですが、各月のカード明細を1つにまとめるだけならば無料版でも十分使えます。

ここでは、その使い方をご紹介していきます。

なお、フリーソフトなのでセキュリティーなどを気にされる方などは参考程度にお読みください。また、利用する場合には自己責任でお願いします。

まず、エクセルアテンダントと検索していただくか、こちらをクリックしていただき画面左上の「ダウンロード画面へ」をクリック。

「ダウンロード画面へ」をクリックすると、また左上のところに「プログラムのダウンロード画面へ」とあるのでこちらをクリック。

画面が下の画像のようにかわりますので、「スパム対策」のところに適当な文字を、また「どちらから(必須)」のところに該当するものにチェックして、真ん中の「ダウンロード:次へ」をクリックします。

ダウンロード画面に移りますので、ZIP形式かEXE形式かどちらかでダウンロードしてください。

ここでは、ZIP形式でダウンロードするとします。圧縮ファイルを展開するとwindowsアプリのところに「アテンダント」と表示されていると思いますので、これをクリックし、更に「アテンダントの起動」をクリックするとアテンダントが起動します。

画面右下の「メニューへ」をクリックします。メニュー画面に切り替わるので「複数ブックのシートまとめ」をクリックします。

上記メニューが表示されない場合には、左上の「エクセルアテンダント」のすぐ下の「複数ブック処理」にカーソルをあわせてみてください。

上記画面に切り替わりますので、画面上の「F6:参照」をクリックし、まとめたいシートを選択していきます。注意していただきたいのは、拡張子がCSVになっているものは選択できないので、事前にエクセル形式に変換しておいてください。

ここでは、2つのファイルを選択しました。また、真ん中あたりにある「出力するExcelブック名」には、選択した2つのファイルを束ねて新たに作成されたブック名を入力します。ここでは、「4・5月分」としておきます。

あとは画面右下の「F12:Excel出力」をクリックすると、まとまったブックが作られ自動でエクセルが起動します。

1ページ目には目次が、2ページ目以降にまとめられたブックが表示されています。

これで、1つのブックにまとまりました。

freee取り込み用に加工する

次に、freeeにまとめて取り込むなら、複数のシートの場合、1ページめのシートに他のページのものをコピペしていく必要があります。

なぜならfreeeの明細の登録は、CSV形式でないと取り込めません。

また、XLSX形式のものをCSV形式に変換する場合、複数のシートには変換できないため、1ページに集約する必要があるのです。

まず、1ページめの「シート一覧」は削除するか2ページ目以降に移動させてください。

次に、freeeに取り込みたいシートを1ページ目に移動します。

あとは、2ページ目以降のシートでfreeeに取り込みたい部分をコピーし、1ページめのシート取り込みたい最後の行のあとに貼り付けます。

こちらがfreeeに取り込むシート

2ページめをコピーします。
コピーしたものを1ページめの一番最後の次の行以降に貼り付け

最後に、CSV形式に変換させて終わりです。

これで、freeeで何度も明細取り込みをする必要がなくなります。

もしよかったら利用してみてください。