所得税
日当の支給。いくら位が妥当か。
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出張の日当は、通常必要な範囲であれば非課税になります(「日当って、何で非課税なの?」参照)。では、具体的にいくらくらいにすればよいのでしょうか。出張旅費規程を作るときのポイントとあわせて解説します。
この記事のポイント
- 出張旅費規程は、インターネットの雛形を参考に、自社に合わせて作れば十分です。
- 日当の金額は、民間の調査など客観的なデータを参考に決めると安心です。
- 交通費は実費精算が基本。役職によって、グリーン車の利用などに差をつけるのは問題ありません。
出張旅費規程は雛形を参考に
日当を支給するには、出張旅費規程を作り、その規程にもとづいて支給する必要があります。規程というと難しそうですが、インターネットで「出張旅費規程 雛形」などと検索すれば、多くの雛形が見つかります。その中から自社に合いそうなものを選び、内容を調整すれば十分です。
日当・宿泊料の金額の決め方
知り合いの会社の日当の金額を聞いて、それに合わせてもよいですか?
悪くはありませんが、1社だけの金額では客観性に欠けます。税務調査で「なぜこの金額なのか」を説明できるように、多くの会社を対象にした調査データなど、客観的な資料を参考にするのがおすすめです。
参考になる資料には、次のようなものがあります。
- 民間の調査機関が数年ごとに公表している、企業の出張旅費(日当・宿泊料)の調査
- 財務省が公表している、民間企業の出張旅費規程についてのアンケート結果
こうした調査を見ると、国内出張の日当は、役職に応じて数千円程度としている会社が一般的です。宿泊料は、最近のホテル代の上昇を受けて、上限付きの実費精算にしたり、地域ごとに金額を分けたりする会社も増えています。
金額を決めたら、参考にした資料を保管しておくと、根拠を説明しやすくなります。また、役職ごとに金額に差をつけることは、バランスがとれていれば問題ありません。
交通費は実費精算が基本
交通費も、日当のように1日いくらと決めて支給してはだめですか?
だめではありませんが、おすすめしません。たとえば一律1日1万円とすると、飛行機やタクシーを使った日は足りなくなりますし、逆に5万円にすると、電車だけの日は多すぎて「通常必要な金額」ではなくなってしまいます。
利用する交通機関や距離ごとに細かく決めることになるので、実費精算の方が簡単です。
新幹線のグリーン車や飛行機の上位クラスを、役職によって利用できる・できないと決めておくのは問題ありません。地位や職務の内容に応じた差で、全体のバランスがとれていれば大丈夫です。
出張の申請・報告の書類も決めておく
出張は通常、会社の承認を受けて行うものなので、規程の中に、出張申請書や出張報告書を出すことも定めておきましょう。書類には、次のような項目を入れておくとよいでしょう。
| 書類 | 主な項目 |
|---|---|
| 出張申請書 | 出張者、出張先、期間、目的、交通手段、宿泊先、概算の費用 |
| 出張報告書 | 出張者、出張先、期間、訪問先、業務の内容と結果、実際にかかった費用、日当の額 |
紙の書類でなくても、freee会計の経費精算や、スプレッドシートなどで管理しても大丈夫です。出張の実態が記録として残っていることが大切です。
日当についてのよくある質問は、「日当について、よくあるギモン」でまとめています。
※記事の内容は、更新日時点の法令にもとづいています。実際の判断は、個別の状況によって変わることがあります。